社会教化事業協会(略称 社教会)

県内日蓮宗のお坊様全員が会員になっております社教会は日蓮大聖人の教えをもとに社会の平和と福祉事業等の活動を行っています。

その為の会員相互の研修会と講習会を開催しています。

活動内容

  1. 少年刑務所入所者との交流ソフトボール試合(日蓮宗佐賀県青年会「略称 日青会」との協賛)
  2. 歳末助け合い唱題行脚(あんぎゃ)募金(日青会との共催)
  3. 幼稚園・保育園の経営
  4. 教誨師・人権擁護委員・保護司・民生児童委員等の活動
  5. 教師・寺庭婦人合同研修会(寺庭婦人会「日蓮宗寺院・教会・結社の婦人の会」との協賛)

七百年前に宗祖日蓮大聖人は「蔵の財より身の財すぐれたり 身の財よりも心の財第一なり」と申されました。この御遺文は、本当に現実の日本社会をお救いくださる道筋、方向を教示頂いています。

現代社会は凶悪犯罪の低年齢化・家庭崩壊・政治不信・経済不況・食品の安全性まで混沌とした社会情勢です。世界に目を向ければ各地で紛争や飢餓が広がっており、人々は不安に悩まされ心身ともに苦しんでいます。このような多種多様の悩みに対応できるように活動しております。

平成28年度社教会研修会

平成28年10月28日(金)午後2時より、ゆめぷらっと小城において、日蓮宗佐賀県社会教化事業協会の研修会が開催され、約40名の方が参加して行われました。

講師は、佐賀新聞社専務取締役・編集主幹 富吉賢太郎様で、演題は「私が出会った感心な人たち」です。

富吉さんは、十年間に渡って佐賀新聞の「有明抄」を執筆されていました。インターネットで誰もが朝刊を読める時代になり、何時も間違いを指摘され、いつも答案をさらけ出している状態で、点数をつけられているような緊張した日々だったと言われていました。沢山の人と出会い、沢山の人達に驚かされ、その全ての人達を紹介したいという熱い気持ちが伝わって来ました。どの話も、さも、そこに居たかのように情景が目に浮かび上がるもので、人と言葉を大切になされている姿勢が伝わりました。

富吉さんは、「我々社会的動物は人と接しながら、優しい言葉を懸けられる人になりたい。人間一生勉強と言うが、人の話をちゃんと聞けるかどうか、おもしろいとか、おもしろくないという聞き方もあるが、人の話を聞けない人が多い。ちゃんと聞いて欲しい。」と言われました。

法華経には、経文を聞いて心から喜びありがたく受け止め、それを他の人に伝えることが尊いと説かれています。

皆さんにとってたくさんの感心する人がいると思います。また、これから出会う事があると思います。いい言葉と出会い、勇気を貰ったなら、周りに紹介したり伝えるようにしたいものです。

熊本支援

熊本地震は4月14日の前震、16日の本震ともに震度7という強烈な地震でした。余震も5月14日まで1,444回を記録し、避難者は10,312人、建物被害84,922棟と報じられています。

今回、社教会が中心となって、布教師会・修法師会・声明師会の4会有志のご協力のもと、支援物資を益城総合体育館の被害者支援事務局へ届ける活動を行いました。

4月30日午前3時に龍光寺様に集合して復興支援物資を軽トラックに積み込み出発致しました。

益城町へ入っていくと、テレビや新聞等の報道の様な倒壊した家屋等が次々に目に飛び込んで来ました。道路の不具合なのか、交通整理をする警官の姿が目につくようになり、これが被災全体のごく一部かと思うと愕然としました。

午前7時前に益城総合体育館に到着。その中には、1,200人程の被災者が避難生活を送っているとのことでした。ここも地面が裂け、マンホールがまるで隆起したかのように地盤が沈下していました。

事務局の方が出迎えて下さいました。彼女は宗門の信徒さんで支援活動の要の人です。疲労の色が濃く、余震が多く不安で寝不足の日々が続いているとのことでした。避難状況をお話し中は気丈でも、移動しながら話していると「もう、恐かったです・・・。」と一瞬涙をこぼされました。お風呂は自衛隊が準備してくれているとの事。

荷下ろしが終わり、藤木弁昇社教会会長の挨拶の中に「この軽トラックも支援物資です。支援活動に役立てて下さい。」との言葉に荷下ろしの手伝いをしていたボランティアの方々から「オー」という驚きと喜びの声があがり笑顔に包まれました。

この軽トラックは、龍光寺 森永上人のご親戚の方で、本年3回忌をお迎えになられる旦那様の愛用車だったものを、ぜひ支援に役立てて欲しいと奥様が御寄付されました。ボランティアさんの喜んだ姿はきっと、亡き旦那様もお喜び下さることと拝察します。

それから、熊本県宗務所、濱田所長様に義援金をお届けに向かいました。

途中、加藤清正公のお寺 本妙寺に参りましたが、境内地も大小の亀裂が生じ、祖師像、仁王像、石段、石壁、墓石、石灯篭等倒壊しておりました。

宗務所長のお寺、延寿院様では、山門を入るなり石塔や、墓石が倒壊しており、堂内は御宝前とその近くだけ何とか畳を敷いたばかりで、倒れて壊れた仏像も自ら修復されたと濱田所長様の説明がありました。御宝前に向かい、地震でお亡くなりになられた49人、関連死19人のご冥福をお祈りし、行方不明の学生が一日も早く見つかりますように、重傷者384人を含む方々の体と心の傷が一日も早い快復を、又、被災者の日常の生活が早く戻るようにと、心を込めてご祈願させて頂きました。

壊れている物が多くて、重くて、人手も費用も余震の終結もわからない、断水約2700戸、お子さんの転校、施設待ち等々不安をあげるときりがありません。心の痛むばかりです。

宗祖日蓮大聖人が「立正安国論」の中に

「何(いず)れかの所にか世を遁(のが)れん、汝すべからく一身の安堵を思えば、先(ま)ず四表(しひょう」の静謐(せいひつ)を祷(いの)るべきものか」とおっしゃっておられます。

これは、「我が身が安んじて生きることの大事さをいうまでもない。だが人は一人では生きられない。人と人の間に処して人は生きる。それ故一身の安堵は万人の安堵。全体の安堵なくては保証されない。全体の安堵四表の静謐が優先する。まず何をおいても世の中が穏やかになることを祈らなければなりません。全体の幸福があって始めて個人の幸福があるのです。」とお諭しになっております。

生かされている命と大切に向きあいお過ごし下さいますように。決して一人ではありません。諸天善神の御加護がありますように、一日も早い復興を全国民が応援しています。 合掌

施設訪問 平成26年12月6日(土)

社教会では、12月6日(土)多久市にある救護施設「しみず園」(利用者114名)に訪問しました。

救護施設とは、身体や精神に障がいがあり、経済的な問題も含めて日常生活をおくるのが困難な人たちが健康に安心して生活するための保護施設です。

まず、社教会藤木会長のあいさつ後、施設へ金一封を贈呈し、利用者の健康を願い、お経をお読みしました。

続いて、小城ウインドアンサンブルの皆さんによる演奏会が行われました。

楽器の音と説明をわかりやすく紹介しながら誰もが口ずさめる曲を披露され、自然と手拍子が起こり、笑顔が広がりました。

短い間ではありましたが、共に楽しい時間を過ごしました。

利用者の皆様がこれからもイキイキとお過ごしになられますように。

管区研修会 平成26年10月23日(木)

社教会(藤木弁昇会長)では、管区研修会を10月23日(木)に、佐賀市龍光寺(森永憲章上人)において開催し、教師・寺庭婦人・檀信徒約40人が参加しました。

講師に、大分県妙瑞寺 菊池泰啓上人をお招きし、「これからのお寺のあり方について考える −永代供養の取り組みからの検証−」という演題で行われました。

超高齢化社会を迎え、家(家族)のあり方も随分変化してきています。それに伴い檀家制度のあり方も考えなければならない時が近い将来やってくると考えられます。まだ、永代供養という言葉があまり聞かれない平成10年より、家族制度の変化に対応した永代供養墓を運営する過程で、現在までの取り組みと検証を紹介されました。

従来の墓は先祖代々しか守っていけないが、後継者がいなくてもお寺が管理してくれる安穏廟という永代供養墓を造園設計士に依頼して造成し、お墓に付いて考えるシンポジウムを開催しました。併せてNPO法人の研修会でこれからの葬儀を考える会で講演し安穏廟ついても運営方法を説明されました。

それとともに、亡くなった時の連絡先並びに、葬儀の方法(エンディングプラン)を細かく記入できる葬送気配り帳(エンディングノート)を作成して配布し、お寺で葬儀社を招いて模擬葬儀を行い、葬儀についての理解を深めてもらう試みをされています。その後樹木葬も開設し、後継者のいない利用者でも安心して利用できるよう、細かいサポートが行われています。

墓離れといわれて久しいが、菊池上人のお寺はみんなが安心して集えるお墓作りを目指し「寺を核とした結縁」が永代供養墓を通して生まれました。

この先、地方においてもこの問題は増えると思われます。社会の変化に対応していくために、大変参考になる研修会でした。

県内研修 平成22年11月22日(月)

佐賀市(旅館あけぼの)に於いて、教師・寺庭婦人会合同の研修会を開催しまし。

講師として宮崎県立正寺住職森下恵裕師を迎へ「寺に相談に来た人への対応の仕方について」と題して研修会を行いました。

不登校、引きこもり、統合失調症、うつ病などの具体例を挙げながらの解説でした。

また「お寺は人々の心の癒される所」を念頭に、話を良く聴き、安心を得てもらうことが大切であるという話でした。

参加者からは「悩みというより迷いに対応できる道場として、お寺を活用していきたい」という声が聞かれました。

施設訪問 平成22年12月11日(土)

佐賀県社教会年間活動の一環として、楽団「小城ウィンドアンサンブル」と共に佐賀市北川副町光法 社会福祉法人つぼみ会特別養護老人ホーム「つぼみ荘」(施設長 吉原喜美子)を訪問しました。

演奏に先立ち、世界平和、施設利用者の健康と寿命長久、つぼみ会の益々の繁栄を祈念して、日蓮宗修法師の出仕のもと、修法法楽加持が行われました。

その後、藤尾会長の挨拶があり、演奏が始まり、音楽会ではテレビでお馴染みのサザエさんや水戸黄門の主題歌、箱根八里の半次郎、上を向いて歩こう、など親しみのある曲ばかり一時間にわたり演奏され、曲に合わせて体を揺らす人、手拍子をする人などの姿が見られました。

終了後、施設長より「楽しい時間を過ごさして頂きました」と挨拶があり、和やかなひと時を過ごしました。